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【登録者200人記念】本業の合間にやってるYouTubeチャンネルのこれまでを振り返りたい。

こんにちは、しいらけいです。
今回のテーマはYouTubeチャンネルの運営について。

登録者数がいつの間にか200人を超えた。

普通の人は興味をなくす数字かも知れない。
僕も自分で始める前までは1,000人に満たないチャンネルは
ギャグだと思ってたし。

でも手を動かして、時間を捻出してみて初めて
その大変さを知った。100人の壁がこんなに高いとは。

また、自分のアウトプットが時に何千人にリーチできて、
シビアな反応が返ってくる高揚感も知った。

「このチャンネルに注目しておきたい」って人が200人もいる。
これって有難いことだよねと。

今回は記念として、どんな考えでこのチャンネルを立ち上げたのか。
また、どのように本業の合間をぬって更新していったのか。

そんなことを、「有料noteよりもためになる記事」
目指して生々しく書きたい。

200人達成までに

まず、ここまでくるのにかかった期間は11か月くらい。
チャンネルを立ち上げたのが2020年の2月頃だったし。

投稿本数は25本(月1~2)ほど。

わかってる。
投稿頻度を差し置いても、成長が遅い部類に入ると思う。

でも、ここまで続いている時点で勝ちである。
そう思い込んでいる。

では何を考えてこのチャンネルが出来たのか。

チャンネルが出来上がるまで

出発

そもそも僕はVyondという動画編集ツールを使いたかったので、
そこが出発点になっている。

Vyondについてはこちら!

折角VYondを使うなら披露の場が欲しいし、
自分のポートフォリオとして残したい。

ある意味で分かりやすい出発ですね。

で、その次に考えなければいけないことが
動画視聴者に「提供する価値」は何にしようか・・だった。
本来はココが出発点であるべきだと思う。

自分の中で「コレを伝えたい」という強烈な何かがあれば早かったけど、
そこまでの具体性はこの時点でなかった。

だから、「本が好き」「激務だが優秀な人が周りにいる」
「内的思考が強め」みたいな自分のカードを集めて考えた結果、
本や仕事術の解説系にしようと決めた。

また、ポジション戦略論でいえば、全くの新しい何かよりも
「●●系」というジャンルに飛び込んだ方が賢いと
この本に教わったので、


大きくは「要約系チャンネル」と認識して貰えるようにした。

差別化

要約系チャンネルという立ち位置は決まった。

その次のポイントは、「機能的価値」だけをウリにしちゃうと
後々キツくなるんだろうな・・
ということである。

「本の内容がお手軽に読める」や、「時事ネタをまとめて知れる」
のような機能のメリットだけだと、先人や類似チャンネルとの
差別化が効かない。

結局、いかに視聴が取れるコンテンツに先んじて乗っかるか
それとも効率的なオペレーションを敷いて毎日投稿するか


そんな勝負は、勝ち目が無かったので避けたかった。

そもそもそんな時間もなかったし・・

だから長期でじっくり育てていくチャンネルにしよう。

トレンドを押さえなくても、毎日投稿できなくとも、
ジワジワと視聴者の方に見て貰えるチャンネル。

そもそもの出発が「Vyondスキルの向上」なので、
しばらくは収入もいらない。

このスタンスを取るためには、メジャーな
「要約系チャンネル」とちょっと違うことを
しなければいけなかった。

いわゆる「要約系チャンネル」は、綺麗にまとまったアニメーション
(パワーポイントに近いイメージ)に本人?の声が乗る
・・

という構造が多かった(違うものもあったが)ので、
それとは違う事をしようと決めたのである。

で、

僕は「文脈」と「キャラクター」に目を付けた。

まずは文脈について。

「知識」を得るのはとても楽しいんだけど、

その知識をもとにした会話によって、「文脈」で理解が深まった瞬間・・

コレが一番楽しいと僕個人は思う。

何を言ってるんだ?という方に具体例で説明すると、

好きなアーティストの生い立ちや思想を知るのも楽しいが、
そのアーティストについて友人と会話していく中で、
自分なりに「その魅力」を再解釈できた瞬間。

これこそが「文脈」を深める楽しさなんじゃないかと。

だから、それをチャンネルでやろうと考えた。

本の内容を図解してまとめるのではなく、
本の内容をテーマにした「会話」=文脈ベース
楽しめるチャンネル。

‥みたいな。こっちの路線の方が作っていて楽しそうだし。

次に、キャラクターについて。
これはもうイチから作るしかない

いかにキャラづくりができるかでチャンネルの面白さは
大きく変わるし、うまくいけば他にないオリジナリティが手に入る。

発散思考があんまり得意じゃない僕にとって、
ここが難しいポイントでだった。

色々考えた結果

忌み嫌われる「老害」が、イマドキの若者を論破しまくる

そんな構造が面白いんじゃないか。という結論に。
腹が立つけど、言ってること(≒本に書いてあること)は
正論だからなあ・・・みたいな。

心地よい論破って、エンタメになると思うんだよね。
ひろゆきさんみたいな。

そこからごちゃごちゃとこねくって出来上がったのが、
悪人面のローガイ博士と赤髪のヒーローがやり取りする
「ローガイ博士の社会学」というチャンネルである。

難航する運営

自分で書いていて思ったのだが、

ここまでやって200人かよ。

ゼロが2つ3つ足りないよ・・

数万人単位の視聴者を抱えているかのような
実にドヤドヤした書きっぷりなのは申し訳ない。

そう、はじめに書いた通り、ここまでやって200人である。
それくらいチャンネル運営は厳しいものだった。

以下に振り返っていく。

1作品に時間がかかりすぎる

まず、1作品つくるのに時間がかかりすぎる。

本を選んで⇒読んで⇒台本を作り⇒VYondで骨子をつくり⇒肉付けをして
やっと1作品できるのだが、

それに20時間以上はかかる。

これは予想以上だった。

作業を細かく区切り、仕事の合間にスケジュールを組んで、
平日には台本を完成させる。
で、土日メインで動画を作るのだが、、

終わらない。

「これ、今週には作業終わらないんだろうな」
と思いながら手を動かすと、虚しさばかり襲った。

ようやく完成したころには日曜日の夜。

広いベッドで「誰かに見て貰るかな・・」と眠らない思いを
抱いたまま朝を待つTi Amo。

解決策としては、「イケる時には週1で作る」「無理な時は
2か月に1回」といった歪なテンポで動画を作るのではなく、

「3週間に1回」と決め、そこに慣れる事。

中距離走で考えれば分かるが、その距離を走ることに
慣れていないとペース配分がつかめない。

なので僕はとにかくペースを保って、そこに慣れると決めた。

※ちなみにこの「作成時間が長すぎる問題」は今も解決していない。

で、作っても誰も見ない

あ、あれおかしいな。

初期の壁のひとつに「苦労して作ったのに誰も見ない」
というものがある。

30時間くらいかけて作った動画が、視聴数13
全然リーチできない。

「これ、ちゃんと投稿されてるのかな?」と首をかしげて
PCをカチャカチャしたのは一度や二度じゃない。

ちゃんと出来ているんだよ・・。見られていないだけだよ・・。

敗因の一つをあげると。

当初の僕は狙った検索キーワードを設定しておらず
「面白ければ伸びるでしょ」くらいの気持ちで
作りたいように動画を作っていた。

まるで横綱相撲で、
「こんな人に見て欲しい」という解像度がゲロ甘だったのである。

YouTubeアナリティクスでは動画の「到達経路」を分析できるのだが、
そこでの検索流入がまばらな時点で気付くべきだった。

ブログ運営をやっておいてのこのスタンスをとったのは、大失態だった。
YouTubeをナメていた。

動画更新ペースを上げる事も出来ず、
「作っても誰も見ない」状態は半年ほど続いた。

この時点で、投稿本数は14本とか(少ない)。
登録者は37人くらいだろうか。

救い

悲惨な状態でもなお更新が続いたのには理由があった。

超わずかながら、「コアなひと」が見てくれていたのだ。

毎回GOODボタンを押したり、「面白かった!!」
「全部の動画みました!」みたいなコメントをくれる方。

この方たちがいたから継続できたといっても過言じゃない。

チャンネルの初期設計はちゃんとやったはずだから、
「届きさえすれば楽しんでもらえるのだ」という自信がついた。

また、「Vyondのスキルをあげる」という目的から
スタートしていたのも良かった。

流石に毎週いじっているだけあり、
大分ストレスなく使えるようになってきたのだ。

たとえば簡単な結婚式用のPVなどは
普通に作れるようになった。

転機がきた!

投稿する⇒誰も見ない。を繰り返し、
一桁再生でも何も感じなくなっていたころ。

変化が訪れた。

開始から9か月。2020年の冬ごろにバコーンと視聴数が上がり始めた。
※それまでの惨劇にも注目してほしい!

一つの動画が伸び、また他の動画の再生数も底上げされていったのだ。

無風だったチャンネル登録者は1日1人以上のペースで増え始めた。
100人を超えても、コンスタントに増えた。

こうなってくると元気が沸く。

そして元気が沸いているうちに、
状況をブログにまとめておこう。

それがいまです。

まとめ

ふりかえると、短期の利益目的だったら、いまごろ
とうにチャンネル運営をやめていた。

同様に、初期設計をちゃんとやっていなかったら
モチベーションをなくしていたと思う。

なので、「短期ではお金でなくスキル面を目的にする」
「初期設計を明確にしておく」、というスタンスをオススメする。
とくに会社勤めの方は。

また、僕の場合「本要約系チャンネル」に需要があるのを
予め知っていて考えが甘くなっていたが、

本来は「どんな人に見て欲しいか」の
解像度をしっかり上げていくべきだと思う。

当たり前だが、ターゲット選定は超大事。

・・・と、

弱小チャンネル運営者がまとめてみました。

我ながらどこから目線なのか。
少しは参考になっていたら良いけれど。

最後に宣伝。
なるべく、「見たら何かが変わる」チャンネルを心掛けるので
登録よろしくお願いします!

⇒チャンネルはこちら

それでは、今回はここまで。

ABOUT ME
しいらけい
パラキャリ志向で戦略的社畜。YouTubeでアニメ「ローガイ博士の社会学」を立ち上げました。一流企業に潜伏して、天才と呼ばれる人材を観察してます。