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副業ブロガーが、市場見て「ブログは今後稼げない」と焦ってる話【オワコン説】

こんにちは、コンパイダーです。
今回は、「ブログオワコン説」を悲しく語る記事です。

ブログ初心者がゼッタイに調べてしまうキラーフレーズがある。

ブログ オワコン

そう。

「ブログ オワコン」である。

「ブログオワコン」はイケハヤ氏が唱えた思想の一つだが、
「ブログは今後緩やかに衰退して稼げなくなるよ」を一言で表したもの。

今回の記事はこの「オワコン」がテーマ。

結論から言うと、「稼ぐ」という点においては
オワコンであるニオイしかしていない。

今からは、「今後を考えるとブログどうなの?」について、
客観的な事実ベースで、リアルを述べていきたい。

こんな記事は書きたくないけど・・

まず僕自身の状況から

副業として、今年の2月くらいから「雑記ブログ」を書いている。

内容は主に今後のキャリア市場価値を高める方法汎用スキルなどについて。

収益発表的な記事をここで書くつもりはないので、
もし個人としての状況が知りたいという方は、下記をどうぞ。

Googleアップデートでアクセス数激減したけどフツーにブログ続けるよって話|いつでも低速PDCA

しいらけい
しいらけい
ちなみに70記事以上は書いてますよ。

いや、少ないわ。

ごめんなさい70記事は少ないです。

でも、「市場を見た時に、今後はかなりキツいのかも・・」という話を
泣きながら書いていくのが今回の主題。

僕自身が、いま稼げるとか稼げないとかの話じゃないのだ。

ブログが今後稼げないと思うワケ

本題に入って。

とりあえず、「ブログ、キツイ」と思うワケをボコボコ書いていこう。

前提:人の可処分時間はそうは変わらない

まず前提からだけど、基本的にヒトの可処分時間はそう大きくは変わらない。

ココが大切。

たとえば全員がフリーランスになって、全員がボカスカ稼げるようになって、
全員が自由に自分の使える時間を増やしたら、みんなの可処分時間は増える。

ただ、今はまだ企業勤めが主流だよね。

いくら「働き方改革」で拘束時間が減ったとはいえ、自由に使える時間が
いきなり倍増しないんだ。

CITIZENのサンプリング調査によれば、社会人の平日における平均可処分時間は
だいたい「2時間50分くらい」くらいだそうで。

2019年のデータがこれ。

参照: https://www.citizen.co.jp/research/time/20190527/05.html

ご飯食べたり、酒飲んだり、色々含めて3時間弱。

まー、肌感覚として大体これくらいだろう。

これが、「以前は30分しかありませんでした」なら希望は持てるけど、
そんなことはなくて。

これは総務省の「社会生活基本調査」の2016年のデータ。

https://raku-job.jp/news/companyrep/8932/


1976年から、2016年まで平日の余暇って
あんまり変わってないんだよね。

ずっと2.6時間ほど。

休日をみると、若干女性が伸びているかな?くらい。

ココで言いたいのは、「ブログを見て貰えるチャンスの合計時間は、限りがあるよ」ということ。

ブログ人口の増加

可処分時間・・・

生活者の手持ち時間が大きく伸びる、ということは
今後しばらく残念ながらなさそうだ。

では、今度はライバルの数=ブログ人口はどうなっているか?
ということに目を向けると・・

https://finance.logmi.jp/209741

堅調に伸びまくってるようで。

「ブロガー数」を算出するには粗いデータではあるけど、

たとえばアフィリエイターが利用するASPの最大手、「A8」の
メディア会員数の推移が上のグラフ。

2017年時点で登録アフィサイト数220万だって。

で、2019年現在は・・?

https://www.a8.net/

250万以上。

まだまだ堅調に伸び続けている。

昨今の副業ブームで更に加熱していくんじゃないのかね。

つまり、ユーザーの可処分時間は大きく伸びないままに、
コンテンツ供給者は右肩上がりで年々爆増している事になる

そもそも、本来「大手企業で安全に生きるよ」島にいる僕みたいなヤツが、

「パラレルキャリア!」とか言ってブログに走っている時点で
供給が勢いよく広がっているサインでしかない。

周りでもこういう人増えてきているし。

うーん、なんてレッドオーシャンなんだ!

アルゴリズムの変化

人の可処分時間はかわらず、でもライバルは増える。

でも、でも・・・

「努力はきっと報われる!」
ブログを書き続けて、上位掲載を狙っていくスタンスもあるだろう。

「どんなに競合多くても、上位表示させればいいんだろ」と。

僕もブログ開始して、堅調に伸びていたころはそう思っていた。

こうなるまではね。

タージマハルじゃなくて僕のPVの推移だよ。

これは、Googleのアルゴリズム変更でぶっ飛ばされた亡骸だ。

そう。

Googleは定期的に掲載順位を決めるためのアルゴリズムを変更するんだ。

このアルゴリズム変動のたびに、いわゆる「大手サイト」
、資本を投下しまくった企業サイトが評価されるようになっていく。


今日まで上位にいても明日には飛ばされるかも分からない。

これは、GoogleがE‐A-Tを「高品質コンテンツ」の
判断要素として重んじるようになったのが大きい。

E‐A-Tは、それぞれ専門性がある、権威性がある、信頼性がある、ってこと。

E-A-Tはどこででも情報を拾えるので、ココでは掘り下げません


このアルゴリズム変更によって、実際の検索結果上位は
「企業!大手!企業!」
がガンガン上にきており。

いちユーザーとしては生々しい体験多少ラフな文体
個人の学び尖った見解みたいなモノの方が読んでて面白いんだけど。

参考になることも多いし。

愚痴でハナシがそれそうになったけど、

要は「アプデのたびにその居場所ぶっ壊されるよ」と
「個人で戦うにはドンドン不利になってるっぽいぞ」ということを伝えたかった。

動画の台頭

はい、可処分時間は変わらない、ライバルは増える、
でも大手サイトが有利なアルゴリズムにガンガン変更。

さらに、さらに・・。

そもそも、みんな動画をみるようになってる。

テキストコンテンツよりもね。

これ、ジャストシステム社が2017年に調査した、年代別スマホのコンテンツ利用時間の
内訳なんだけど・・。

https://markezine.jp/article/detail/27170

※緑色が動画、動画の2つ右の青色がブログや記事

2017年の時点で、ほぼすべての年代が動画をテキストより見ているワケじゃん。

で、これが CA Young Labとデジタルインファクト
実施の国内YouTuber市場動向調査

2022年まで予測されてるけど、控えめに言って
動画はこれからもクソ伸びることになってる。

https://jp.techcrunch.com/2018/03/02/youtube-report/

2019年の今ですら動画爆伸び感が半端じゃないのに、そこから
140%以上に拡大するとか言われたらさぁ・・

怖気づくよ。YouTuberだけじゃなく、動画界隈まだ伸びていくでしょ。

僕もプチスマホ断ちをするまでは、動画見まくってたもんな。

スマホ断ちして、「見なくてもいいじゃんコレ」って気づいて
YouTubeアプリ削除したけど。

スマホ断ちしたときの記事はコチラ
脱スマホ依存!半デジタルデトックスでスマホ断ちすると人生はどう変わるか|いつでも低速PDCA

まあ僕みたいな偏屈なヤツはレアケースで、ほとんどの人は
ガンガン動画見まくってるでしょうよ。

可処分時間を動画で埋めまくるでしょうよ。ハァ。

それでも僕が続ける理由

まとめたくないが、まとめると

  • 人の可処分時間はあまり変わらない
  • その中でライバルは増えてる
  • アルゴリズムはドンドン大手メディアを優遇する
  • 動画の利用時間はテキストをドンドン超えていく

こんな感じ・・。

さらに恐怖のITP問題もあるし。

ITPについてはまた今度。

これ全て、僕が「全然稼げないよー」と足元の状況を嘆いているんじゃないよ。

「客観的な事実を集めてみるとキツイぞ」って言ってるだけ。

オワコン扱いされるのもわかる。

焦るよブロガーは。

言っておくけど、僕は「こんなクソみたいな予測外れてほしい」
心底思ってる。

中には、「まだまだ大丈夫!稼げるよ!」と心強く背中を押してくれる
先人たちもイッパイいるし、その言葉を信じたい。

信じたいけどね・・・・

そう言ってくれる人たちは、まだブルーオーシャンな時に
ゴリゴリに記事書いてて、ドメイン強者だったりするから・・。

今から月何百万の専業ブロガーの道を目指すのは現実的なのか・・?

お前はどうするの?

この状況をうけて、僕はどうしていくか?

弱音を吐いてやめるのか?

それはもう一択で、

モチロン続ける。

続けるのね

その理由は色々あるんだけど。

何より趣味として楽しい

まず、コレ。

市場を見れば焦りは生まれるが、それはあくまで
「稼ぎをスケールさせられるか」の話。

結局ブログ書いてて純粋に楽しい。

本業で多少ストレスが溜まっても、文章に没頭することでぶっ飛んでいく。

記事が狙い通りアクセスを集めた時は快感だし、

企業メディアにブログを取り上げて頂くことだってあった。

以前、「あがり症対策」のルーティンを説明した記事を書いたのだが、
それを「きらッコノート」という介護系企業メディア様に取り上げてもらったのだ。

良ければみてください!
転職を考えている介護士さんに役立つ情報まとめ|介護士さんのための情報サイト「きらッコノート」

こういうのは、お金じゃなくても嬉しいよね。

お金以外のリターンが大きい

何よりお金以外でのリターンが大きい。

ブログを書き始めて、本業にも様々なプラスの影響が出ているのを
今現在も実感中。

言語化や思考スピードも上がってきてるし、
スキルを上げる手段としてとても気に入っている。

そのあたりの詳しい学びはこの記事で書いたので是非!

初心者が雑記ブログを半年続けて60記事書けば、非常に得るものがあるって話|いつでも低速PDCA

専業でバリバリに稼ぐ手段としては厳しいかもしれないけど、
楽しみながらスキルアップする手段としてはまだまだ終わらんよ、ブログ。

文章化の能力は一生磨く価値があるからな!

動画はテキストを代替できない

ちょっと市場の話にもどすと、

僕は「動画がテキストにとって代わることはない」と思ってる。

ある程度はテキストを食うかもしれないけど、
情報取得効率でいえばテキストだし、見る場所を選ばない、というのも大きい。

「文字を読むことに抵抗がない人」、とか、「悩みの緊急性が高い人」とか、
「悩みが深い人」とかっていうのは一定数テキストに留まるんじゃないかな。

僕自身、動画も見ていたけど、本当にガッツリ知りたいことは
テキストで読んでいたし。

あと、テキストで読んだ方が文脈も楽しめるというか、
本音を感じ取れるような面白さもある。

動画の「綺麗にラッピングされた感じ」に違和感あるの僕だけ?

僕みたいなテキスト好きは一定数は常にいて、棲み分けはされ続けると思う。

まだまだ試す余地がある

んで、「稼ぐのは厳しい」とか書いちゃったけど、


そもそも稼ぐための努力なんて全然足りてないし。

客観的な事実だけかき集めてはみたけど、
自分で汗かいて勉強しないと分からないことが多い。

「なんとなくヤバそう」とか焦って行動出来ないヤツは、
何やっても二流や。

ブログのみで勝負するのはきつかったとしても、
SNSと掛け合わせたり

ポジションを尖らせたりとやれることはある。

僕だったら、

「パラレルキャリアで、ゆるストイックに生きる」

ことを掲げているし、

この立ち位置やメッセージを
もっとちゃんと伝えるにはどうすればいいか考えないと。

ブログ単体はオワコンだとしても、

掛け合わせたりして頭と手は動かし続けるよ当然。

前向きな流れになってきたところで、今回はここまで。

YouTubeともども、引き続きよろしくお願いします。

ABOUT ME
しいらけい
パラキャリ志向で戦略的社畜。YouTubeでアニメ「ローガイ博士の社会学」を立ち上げました。一流企業に潜伏して、天才と呼ばれる人材を観察してます。