就活

「就活で企業説明会は必要か?」を判断するための、怖い話

企業説明会の裏側は怖いです。
甘く見ずに、色々知った上で参加不参加を判断してください。
参加と決めたら、中途半端な態度で臨まない方がいいです。という記事。

就活解禁。

ここからは発生イベントも多くなるため、 内定のために
より効率的な時間の使い方が求められます。

そんな中で多い疑問が「就活で企業説明会って重要なの?」というもの。

これの答えってどうしても「不要」という意見が多くなるのですが、
それは説明会を「情報取得の場」としてしか捉えられていないから
なのかも知れません。

確かに情報取得をするのであれば、説明会よりもOB訪問を繰り返す方が
効率がいいと思います。

でも、就活における説明会の意義は情報取得ではありません。

今回は、就活における説明会の大切さと怖さをお伝えしつつ、
具体的なアクションも解説していきたいと思います。

企業説明会における裏話

まず、何故企業はわざわざ説明会を開くか、を整理します。
すでに知っている方は、確認がてらお付き合い下さい。

何故企業が説明会を開くか、、それは

「自社を就活生に知ってもらい、志望度を高めてもらうこと。」

だけだと思っていませんよね?
間違いではありませんが、裏にはより具体的な狙いもあります。

そう、見込みのある学生を絞り込むこと。


ここでいう見込みがある、とは「志望度が高い」「優秀」かのどちらかですね。

何万人という就活生がいる中で、「自社に興味がある学生」「優秀な学生」の
データは企業にとって大きな価値を持ちます。

それらの学生が絞れれば絞れるほど、競合に先んじて囲い込めますし、
採用戦略も立てやすいからです。

逆に、手当たり次第にチェックしていたのでは企業側もキリがありません。

そこで企業は様々な切り口で学生をフィルターにかけて絞り込んでいきます。
その中の一つに、かの有名な「学歴フィルター」があります。

ただし、機械的に学歴でフィルターをかけるだけでは、精度として不十分。
より精度の高い情報をとるには直接呼んでしまえ、という話です。

そこで活用されるのが、自社の企業説明会。

志望度が高い、または優秀だと思える学生をマークして選考へと誘導する、、
そのための企業側の情報収集の場という訳です。

これ、説明会(選考あり)と書いてある企業は良心的なのですが、
名目上説明会で実質選考も兼ねてる、みたいなのもあるから厄介なんです・・

これが、説明会の裏です。「ハンター試験はもう始まっている」んです。

会社説明会の「正しい使い方

それでは、どのように説明会を使えばいいのでしょうか。

参加する説明会を絞り込んだのち事前準備をして臨む、が良いと思います。

これだけ聞くと「いや当たり前だろ」って感じですね。

もっと砕いていうと、「志望度の高い企業に、自分をアピールしに行く
姿勢で臨みましょう。

企業から情報を貰うのではなく、自ら企業に爪痕を残す
そんな能動的な使い方をするべきです。

なぜアピールしに行くのか?の意味はここまでで既に分かって頂けていると
思いますので、その具体的フローをご説明します。

①質問は事前に練っておく

事前に質問を用意した方がいいというより、用意できない程度の
熱意であればES精査やOB訪問に時間を使った方が有意義です。

説明会の中で時間があれば、質問をぶつける。
なければ社員を捕まえて聞く。

これらのアクションは、志望度&熱意を見せる上で超大切なので、
そのための材料を前もって用意しておきます。

質問の一例としては、OB訪問等で「希望部署の平均年次」など、
表に出ない情報を聞いておく。

その情報をもとに、「希望部署の平均年次が業界の中では比較的高いと聞きましたが、
ベテランが多い中で若手が戦力になるためには、どのような貢献方法がありますか」など、
働くことを見据えた質問に変形させる、などの手法があります。

このパターンは情報収集の積極性とビジョンの具体性
アピールできるのでよく使っていました。

②説明会中に新しい問いを見つける

あたりまえなので詳しく述べる必要はないかもしれませんが、
事前に決め打ちした質問だけでなく、説明会中に疑問に思ったことは
拾っておきましょう。

説明会の話の中に、さらなる疑問を見つけることで
積極性の高さをより一層アピールすることが出来ます。

ここでクリティカルな質問を見出すことが出来れば、
「情報整理力の高さ」をアピールするいいチャンスにもなるでしょう。

③座談会でぶつける

いくら質問を練りこんでも、それを伝えられなければ意味はないです。

もし座談会形式で説明会が行われていたとしたら、疑問に思ったことは
その場でぶつけましょう。

繰り返しますが説明会は、「情報取得」よりも 「志望度のアピール」の方が
効果として大きいです。

これは、すべてに当てはまる訳ではないので余談ですが、
質問の回数をカウントしている」企業もあると聞きます。怖い。

また、「質問をしたら終わり」ではありません。

質問の回答をもらった上で
「どう感じたか」までをアウトプットできるようにしておきましょう。


理由はこの後すぐに説明します。

④アンケートを魂込めて書く

最後に恐らくアンケートが出てくると思いますが、これが曲者。

「最後退出前に書いていってねー」という軽い温度感で渡されますが、
判断材料としてバッチリ見られます。

いざ選考が進んで面接を受けに行ったら、
面接官の手に説明会で書いたアンケートがあった
なんて ザラにある話です。僕も何回かありました。怖い。

このアンケートで、質問に対する回答の感想やさらなる疑問などを書いておきます。
それだけで、適当に埋めて帰る他の就活生と比べて大きく差別化できると思います。

また、もう一つ曲者なのが「志望度は高まりましたか?」という
アンケート項目から派生する「その理由は?」という自由記述

これはほぼ志望動機を問われているのと同じなので、あらかじめ
練っておくといいかも知れません。

・・とだけ書くと、「怖くて説明会なんていけねーよ」と感じるかもしれないので、
僕の実体験から補足。

「固まっていなかったですが、今回のお話を聞いて非常に志望度が高まりました。
理由としては●●だからです。是非、選考を受けさせて頂きたいです」というように、
「今回で志望度高まりました!」という見せ方もアリ。

僕はこれで、選考の案内きました。

また、企業側もこの段階での志望動機完成度はそこまで見ていないと思いますので、
完璧を目指さずとも大丈夫。熱意が伝わればOKだと思っています。

まとめ

  • 企業説明会はアピール目的として有効。情報取得だけなら別の方法がある。
  • 事前に質問を練るのは勿論、事後アンケートまで入念に取り組もう。
  • 身構えすぎてためらうことはせず、必要だと判断すれば飛び込もう。

今回は、フザけた要素のない記事となってしまいました。

説明会も、一律「無駄」と切り捨てるのではなく、
戦略をもって取り組むことでチャンスに変えることが出来ます。

裏での企業の狙いは、知らなければ「怖い」かもしれませんが、
よく考えればその狙いも当たり前の話。

ならばその裏の狙いまでくみ取って、アピールの場に変えてしまいましょう。

なお、

「そんなガチガチに準備していくの腰が重いよ・・」

「もっと効率よく説明会受けられないのかよ・・」

という人は、

動画で合同説明会を受けられるサービスもあるので、
登録しておくと便利です。

サイバーエージェントなどの有名企業を知ったり、
そのほか隠れ優良企業などを効率よく掘り出せる
強力なサービスだと思います。

企業研究になかなか時間がさけない方は、活用してみて下さい。

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それでは、引き続きよろしくお願いします。

ABOUT ME
しいらけい
パラキャリ志向で戦略的社畜。YouTubeでアニメ「ローガイ博士の社会学」を立ち上げました。一流企業に潜伏して、天才と呼ばれる人材を観察してます。