OB訪問

OB訪問の本当のやり方を知れば、面接は怖くなくなるって話

こんにちは、コンパイダーです。
この記事は、「OB訪問が怖い」「イマイチ活用できない」という方に
「超有効な方法」を伝えるべく書きました。

OB訪問は怖いし、なんだか苦手。

かつては僕もそう感じていました。

相手が知り合いだとしても、「社会人と学生」という構図がなんか怖い。
自分の話していることに自信がない。

すると、まるでお見合いのようなOB訪問になる。

当たり障りのないことを聞いて、緊張して、、
そうなる気持ちは分かるのですが、

受け身のままでいると、いつまでたっても怖いです。

面接本番まで。

怖いのであれば、やり方を変えて「攻めのOB訪問」に変えること。

僕はシーズン終盤でそう気づいてOB訪問のスタイルを変えたのですが、
間違いなくそこを期に就活の進み具体が変わりました。

このスタイルについては導入するのが早ければ早い方が有利だと思います。


この記事では、OB訪問の基礎から入り、「超オススメのやり方」と
その理由までを網羅的にまとめていますので、参考にしてください!

世の中の一般的なOB訪問の進め方

イキナリ応用というのも厳しいと思いますので、応用編の前に
まずはオーソドックスなやり方からまとめていきます。

具体的な手順は、大体が下記になります。

アポとって、自己紹介して、幾つか質問して、
エントリーシート添削してもらって、残り時間で雑談。

これだけです。

時間にして30分~1時間。

・・・といくら「基礎編」とはいえ、そもそもの経験があまりない方は、
まだまだ疑問なことだらけではないでしょうか。

なので、よくある質問についてこの場で答えを出していきますね。

一問一答(+α)というスピード感でいきます。

OB訪問における疑問

どうやってアポとればいいの?

アポについては、知り合い伝手に頼む、就職課から紹介してもらう、
企業の公式サイトから予約する、といった方法があると思います。

いまだと、ビズリーチキャンパスのようなOB訪問サービスも活用できますね。

電話とメール、どっちで連絡すればいいの?

諸説ありますが、コレはメールでいいと思います。

社会人の立場からの意見ですが、メールの方が有難いんです。

依頼の読み込みやスケジュール確認、その返信が都合の良いタイミングで出来るので。

※文面のサンプルについては、どのサイトにも載っているのでこの場では割愛します。

場所はどこでやるの?

基本はOB側が指定してくれますが、
会社の会議室か、近くのカフェが多いパターンです。

待ち合わせは本社の受付になるケースが多い気がします。

質問ってなにすればいいの?

ESのブラッシュアップか、業界理解につながる質問をする方が殆どです。

具体的には

  • 当初の志望理由はなんでしたか?
  • 今の部署の仕事内容はどんなものですか?
  • 他社に比べての強みは何ですか?

について聞くケースが多いのではないでしょうか。

ただ、説明会でも聞けるような質問をOB訪問でするのは勿体ないですね・・

「実際、若手の時って仕事どこまでやらせて貰えるんですか?」って聞いて
入社直後のイメージを固めたり、

「今後、どのような仕事を手掛けたいですか?」って
今後のビジョンを探ったりするほうが「使える質問」だったと思います。

そうすることで、面接で「入社後にやりたいこと」を聞かれたときに
「最初はこの部署でこんな事をやりたいですが、将来的には~」というように
「想定キャリアプラン」という形で話せて、志望度の高さをアピールできるので。

御礼メールはどんな感じで送ればいいの?

訪問が終わったその日中に送ってください。

僕は訪問後にカフェに直行して書いていました。

事前にフォーマットを準備してましたね。

・・はい。

以上で一問一答+αを終えます。

さて、ここで紹介した「オーソドックスなやり方」は、
世間一般的なものであり、比較的ハードルが低い方法です。

相手の社会人もある程度慣れていると思いますので、特に問題なく進むでしょう。

ただ、ライバルも皆がやっているだけに、特に差別化にはつながりません。

より就活を有利に進めるために、是非とも早めに切り替えてほしい方法
というのが存在します。

それではメイントピックに入りましょう。

就活レベルを上げたOB訪問の進め方

ここからが本当に書きたいことなのですが、下記の方法が断然オススメです。

アポとって、自己紹介して、模擬面接してもらって、
フィードバック貰って、残り時間で質問

ES添削の時間を削る代わりに「模擬面接」にするのがポイントです。

当日OBから「今日はどんな感じで進めようか?」と聞かれたら、
「模擬面接してください!」と頼めば快くOKして貰えると思います。

この時に、「聞いてほしいリスト」を用意しておくとスムーズに進みます。
志望理由とか、自己PRとか、ガクチカとか重要なものだけで構いません。

緊張しそうですよね?

でも、この方法はやればやるほどレベルが上がります。

驚くほど効果的なんです。

なぜか。

①口頭で精査してからの方が、ESが磨かれるから

まず、「何を伝えたいと思っているか」の外郭が見えないと、
それを文章の中に落とし込むのって難しいんです。

「メッセージの方向性がそもそもズレている」が故に
イキナリESを見せられても、修正ポイントがあまりに多い・・
という事が多々あるんですよね。経験上。

その「方向性」を確かめるのは口頭での会話が最も正確、だと思っています。
初見の社会人に伝えたいことをぶつけて直接フィードバックを貰える
経験は超貴重なので、ぜひ真正面から向き合ってみて下さい。

ヘタすると「実際の面接以外で口頭で伝える場がなかった」
なんてこともありえますよね。

そうなる前にOB訪問を活用しましょう。

②面接本番とほぼ同じ環境だから

また、模擬面接をやってもらえる相手が「その企業で働く社会人」
というのも大きなポイントです。

実際に採用面接の場で就活生と相対するのってだれか分かりますか?

面接のプロ?採用の専門家?・・ではないです。

各部署の一般社員たちです。

彼らは採用の専門家ではなく、様々な部署で普段は働いている社員さんたちです。

つまり、OB訪問で話している社員さんたちが面接の場にも出てくる、
ということになります。
※最終面接など、ハイステージでの面接は違うのかも知れません。

何が言いたいかというと、OB訪問の場で帰ってきたフィードバックや疑問点、
刺さったポイントが実際の採用面接の場でも同様である可能性が高いんです。

なのでOB訪問の場で納得させた内容は、実際の面接でも
うまくいく可能性が高いことになります。

「模擬面接が大事なのは分かったけど・・じゃあESの添削はどうするの?」
思う方もいるかも知れませんね。


僕はOBの方から頂いたフィードバックをもとに、訪問が終わった後修正して、
御礼メールと一緒(あるいは後追いで)送っていました。

その際に、内容を丸ごと変えようとすると、相手に手間取らせてしまうので、
最もインパクトが大きかった指摘を反映させてとりあえず見て貰ってました。

「この方向性でどうでしょうか・・?」と。

このように模擬面接を踏まえた形でESを磨いていくと、
OB訪問で最初にいきなりESの文章を見てもらうよりは
説得力ある内容に進化していくと思います。

まとめ

  • 推奨は、【自己紹介して、模擬面接してもらって、フィードバック貰って、質問する】
  • 口頭ベースでのメッセージを精査した後の方が、より本質的なESが書ける
  • OB訪問での模擬面接は、本番環境に限りなく近い

僕は途中から「模擬面接を繰り返す」やり方にシフトして、
面接が全く怖くなくなりました。

OB訪問の中で評価してもらえたポイントは面接でも食いついて貰えましたし、
面接の組み立て方も仕上がった状態で本番を迎えられたと思います。

惜しむらくは、もっと早く気づけば良かった。

このスタイルに変えて一番大きかったのは、
「うわ、、面接が始まる、、」という悲観的な気持ちでなく

「よし、今日もいつも通りにかまして来るぜ!」

という攻めの気持ちで挑めたことだったと思います。

その姿勢で面接をスタートできるだけでも十分に有利なので、
是非参考にして頂ければと思います。

その他、このブログでは様々な「就活戦術」についての記事を
載せているので、自分のモノにしてスキルを上げちゃって下さい

特に読み込まれている記事をいくつかピックアップしておきます。

▼ガクチカと自己PRの本質的な違いと、書き方、実例が知りたい方へ

ガクチカと自己PRの違いを見失ったらサクッと読む話|いつでも低速PDCA

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【志望動機】業界選定はロジック、企業選定は熱意がカギだ|いつでも低速PDCA

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昔の自分に読ませたかった自己分析の方法①-価値観編

▼志望企業の「就職偏差値」が気になる方へ

「就職偏差値」に物申す。ラスボスはアノ企業だろという話|いつでも低速PDCA

それでは、YouTubeともども引き続きよろしくお願いします。

ABOUT ME
しいらけい
パラキャリ志向で戦略的社畜。YouTubeでアニメ「ローガイ博士の社会学」を立ち上げました。一流企業に潜伏して、天才と呼ばれる人材を観察してます。