スキル・キャリア

「個人で稼ぐ」というトレンドと、note・ブログで稼げるタイプを大手リーマンが考える

こんにちは、しいらけいです。
今回は「ブログやnoteで稼げるヤツ」というテーマ。

趣味のブログで月収1万を超えたあたりからずっと感じていた話です。

「これからは個人の時代」だと、「脱社畜」だと
言われ続けてどれくらいだろう。

ふとTwitterをみれば、ブログで自由に生きるだとか、
これからはYoutubeだとか、Twitter×noteでマネタイズだとか、

そんな話が今日も元気に飛び交っている。

僕ももれなく「個人の時代」だと感じて
ブログやらYouTubeやらに手を出していくワケだが、

やってみて分かったこととして
情報発信で稼げるタイプは4種類に分類できる。

その4タイプへの理解が深まるたびに、
僕はサラリーマンを辞めなくてよかったなと感じてる

今回はそんなことを語っていきたいのだけど、

その前にまず「『個人で稼ぐ時代』という
トレンドそのものについて軽く触れたい。

「個人の時代」というトレンド

そもそも、「これから個人の時代だ」なんて
言われ始めたのはいつ頃からなんだろう。

イケハヤことイケダハヤト氏が「年収150万円で僕らは自由に生きていく」を
出版した2012年あたりか?

少なくとも8年前、もしかするとそれよりも前から
「個人で稼ぐ!」の価値観はある程度の市民権を得ていた訳だけど、

いくつかのワードの検索量の推移を調べてみると
実態は見えてくる。

「ブログ 副業」で調べると・・

「youtube 副業」で調べると・・
「note 稼ぐ」で調べると・・

こうして手段のトレンドから探ってみると、なーーんとなくだけど
2019年からグッと「個人で」の意向が伸びて来た気がする。

また、それを裏付けるかのように個人で稼ぐ系インフルエンサーの
台頭も見られる。

たとえば「manablog」のマナブ氏

2019年からフォロワー数が爆増しているのが分かる。

この記事を書いている2020年現在ではフォロワー20万人を超える
インフルエンサーになっていて、まだまだ伸びる様子。

他にも、一つ一つ例には挙げないけど
2019年から台頭したインフルエンサーを
僕はいくつか知ってる(インフルエンサーウォッチャーだから)。

「個人で稼ぐ」はなぜ伸びた?

じゃあ、どうして「個人で稼ぐ」価値観が
2019年のタイミングで伸びたのだろう?

仮に2019年から本格的に価値観が広まったとすると、
そこに何か大きな理由はあるのか。

ここについては、幾つかの大きい要因が複合したからだと僕は思ってる。

たとえば、副業解禁

2018年から一部の企業では副業解禁され、「副業元年」なんて
言われていたけど、その時はまだ多くの企業が水面下で
ゴニョゴニョ思案していた段階だった。

で、翌年2019年には幾つかの企業が大きく動いたんだけど、
そのラインナップが驚き。

みずほ銀行。カゴメ。三菱地所・・・

え?そういう系?って感じである。

これが例えばベンチャー企業や、リクルート系ならまだ分かるが、
堅実なイメージが強い大手事業会社が踏み切ったことで
一気に世間のイメージは変わったと思う。

そうか、もう一つの会社に腰据えて働く時代から
変わっていくのか‥と。

これによって、「会社に依存せず働く」ことの
心理的ハードルが大きく下がったのは間違いないと思う。

たとえば、老後資金2,000万円問題。

他にも、2019年で忘れてはいけないトピックとして
老後2,000万問題が挙げられる。

老後30年弱を年金収入でしのぐためには、およそ1800万円ほどの
赤字が発生するから、貯蓄から切り出して頑張ってねーーという
金融庁からのエグい報告書

これによる危機感はどちらかというと、個人による発信ではなく
投資って形で反映されると思っているけど、

それにしても「このまま大人しく会社のペットやってたら詰む」
という意識が強まったことは確かだろう。

たとえば、noteの台頭。

社会情勢の後押しとは別に、「note」のようなマネタイズできるプラットフォーム
の認知が強まったことも要因の一つ。

noteは流石に知っているだろうか?

文章だったり、写真だったり、イラストだったり、
そして情報だったり・・

個々人が好きなようにコンテンツを投稿できる
プラットフォームだ。

この「note」は、提供するコンテンツに対して「有料での閲覧か無料か」が
選べるし、価格も自分で決めることができる、というのが特徴の一つ。

つまり個人がダイレクトにマネタイズしやすいツールになっているのだ。

今までは、ブログ×アフィリエイト(成果報酬販売)やアドセンス(広告)
で間接的に稼いでいたところを、

自分が提供したものに対して直でお金が支払われる。

それは個人商店をやるハードルが引き下がることを意味するのである。

そしてこのnoteも、利用者数の推移を見てみると…

2019年に一気にハネ上がっているのが分かる。

つまり、

社会情勢×プラットフォームの台頭×インフルエンサーの露出と拡散

これらのシナジーで「個人で稼ぐ」の価値観が
一気に大衆化したのが2019年だったのだと思う。

「個人の時代」で稼げるタイプとは

そんなこんなで僕も2019年、リーマンの顔とは別に
「個人で動く」ことを手さぐりで初めてみるのである。

「個人でもマネタイズできるようにしなきゃ」というより、

「個人の時代にスキルの種類増やした方がいいんじゃね」という
危機感でWEBライティングスキルを身につけるべく、ブログをスタート。

その過程で、リーマンのお小遣いとしてはそこそこ嬉しい額
稼げるようになったワケだけど、

やってるうちに「ああ、これ本業もっと頑張ろう」と思えたのだ。

それはなぜか?

情報発信でスケール伸ばせるタイプが4つに収束することに
気が付いたからだ。

具体的には

「天才タイプ」「努力タイプ」「スタータイプ」「差別化タイプ」

の4つ。

名前から何となくイメージがつくと思うが、
ここらへんの背景説明は僕が作ったアニメ動画を見て欲しい。

最近腱鞘炎気味で、キーボード打つ手が疲れた。

※そのほかの動画はYouTubeチャンネルから!

チャンネルの宣伝を少し入れてしまったが、
ここで言いたいことは単純。

センスもなく知名度もなく24時間/1週間で発信作業に
フルコミットすらできない僕が価値を提供するには、

生の体験、学びをアップデートし続ける以外にないと悟ったのだ。

同じ(というのも憚られるが・・・)副業リーマンであり
いま勢いあるインフルエンサー、moto氏はこう語る。

本業を頑張って、知見を増やすことこそが副業につながっていく。僕は、企業勤めをして苦労したことや学んだこと、転職した経験…それを副業でお金にかえてるんです。

https://r25.jp/article/681018664375695084

多くのサラリーマンは、本業を頑張って、その知見をアウトプットして「資産化」していくのが大事

https://r25.jp/article/681018664375695084

凄くシンプルにして、本質だと思う。

たぶんこの先も副業人口は増加し続けるし、個人のブログやYouTubeなんて
Twitterアカウントくらいに身近な存在になる。

じゃあ、個人全盛の時代に価値がある情報ってなんだろう。

FXやキャッシュレスや格安SIMの情報をまとめること?

はたまた、

「3か月で月10万稼ぐ方法を2,980円で教えます」と煽ること?

それで生き残れるのは、参入者が少ない今のうち
(今も十分レッドオーシャンだが)である。

これから先は、いかにオリジナルなコンテンツを持てるかが勝負。

例えば「百日後に死ぬワニ」のようなオリジナルコンテンツを生み出すか、
自分の本業での学びそのものをコンテンツにするか。

そういった部分が差別化につながってくると僕は思ってる。

だからこそ、本業でのユニークで再現性ある学びを疎かにしてはいけない。
今は時間のムダに思えても、局所的には社畜のように思えても、
そこでの積み重ねは後々効いてくるのだ・・

と今なら思う。

まあそれだけでもキツイので、領域を増やすべくこうして
ブログやったりアニメ動画制作にも手を出しているけど。

▼YouTubeの状況はコチラの記事をどうぞ。

https://pdca247.com/%e3%80%90%e7%99%bb%e9%8c%b2%e8%80%85200%e4%ba%ba%e8%a8%98%e5%bf%b5%e3%80%91%e6%9c%ac%e6%a5%ad%e3%81%ae%e5%90%88%e9%96%93%e3%81%ab%e3%82%84%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%82%8byoutube%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%b3/

こうした領域の拡張もやっておくに越した事はないが、

今日の結論としては
「個人で頑張りたい人ほど本業(≒軸足)の経験に投資すべきでは」ということで。

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それでは、引き続きYouTubeともどもよろしくお願いします。

ABOUT ME
しいらけい
パラキャリ志向で戦略的社畜。YouTubeでアニメ「ローガイ博士の社会学」を立ち上げました。一流企業に潜伏して、天才と呼ばれる人材を観察してます。