仕事

脱サラしたいけど怖い、なら「パラレルキャリア=複業」で人生変わるかも

こんにちは、コンパイダーです。この記事は、「パラレルキャリア」という
日本最強の働き方について説明するものです。

サラリーマンのままじゃ、先が見えない・・辞めたい。

そう感じている人は、多いと思う。

朝は早いし、通勤電車はツラいし、
上司は面倒くさいし、仕事は難しいし、疲れるし、

でも、どうすればいいのかはわからない。

独立するスキルも勝算もないし・・

だからとりあえず、このままで。

新進気鋭のベンチャー勤めなどのケースを除けば、

そんな、「会社勤めのバカバカしさ」を感じつつも
受け入れている慢性型のサラリーマンは、多いと思う。

・・では、その「バカバカしさ」とは何なのか?

それって本当に、バカバカしいのか?

打開策としての「パラレルキャリア」とは?

そんなことをこの記事では書いていきたい。

今の状況にアセリや閉塞感をもっているサラリーマンの方は、

きっと何らかのヒントが手に入るはず!

サラリーマンの「バカバカしさ」とは

そもそもの「バカバカしさ」を感じさせる要因は、
サラリーマンの構造そのものにあるだろう。

なぜって、

頑張って、追い込んで、大きな目標を達成したとして、

その報酬が仕事なのだから。

いや、給与も上がるかもしれないが、

「よくやった。ほんとよくやった!もっとよくやってくれ。

・・これがサラリーマンの実態であり、
バカバカしさを覚える根本要因なのではないだろうか。

僕がこのバカバカしさを実感したきっかけが、一つの社内プロジェクトだ。

あるとき、自分のキャリアの中でも大きな仕事があり、
それこそ「死ぬ気で」働いていた時期があった。

その時の武勇伝をダラダラ語る意図はないので、

結論からいうと、プロジェクトはうまくいった。

様々なインパクトはあったし、僕にとって、
レベルアップする本当に良い経験となったと思う。

ただ、本当の学びは「その後起きたこと」にあった。

自分の時間、メンタル、プライベートな予定諸々を
捨ててでも利益を出した結果、、、

その報酬に会社からもらったモノは、

「人手が足りていない別の仕事」だったのだ。

当たり前といえば当たり前だし、似たようなことは
何回もあったが、

削られ続けてようやく終えた仕事なだけに、
僕にとってはこれが決定的な出来事になった。

たしかに、会社内での評価やポジションは上がった。

スキルも手に入った。

でも、コレを繰り返していても自分の人生が大きく変わることはない。

あれだけの思いで仕事に費やした時間を、
もう少し他のこと、自分の将来の投資に使っていたら・・。

そう、強く思ってしまった。

会社のために猛進していた僕は、便利な養分である社畜体質
なってしまっていたかも知れない。

社畜体質ってこんなカンジ!

それでもサラリーマンを辞められないわけ

それでも、僕はサラリーマンを辞められない。

なぜなら、サラリーマンにはいくつかの大きな旨味もちゃんとあるからだ。

このことを理解しないままに、脱サラをしてしまうと、
あとあと自分の首を絞めるかもしれない。

ということで、まずはサラリーマンのメリットについて、
一般的かつ主要なものを下記にまとめておく。

給与が継続的に貰える

まず何よりも大きいのがおカネの保証。

利益を出そうが、出すまいが、頑張ろうが、サボろうが、

生活できるだけの給料が確実に、継続的にもらえるのは大きい。

特に家庭を持つと、この要素が「旨味」どころか死活問題になるので、
サラリーマンをキープする一番の要因になる。

社会的な信用がある

サラリーマン、特に大手勤めには信用がある。

ゴチャゴチャ説明せずとも、「○○に勤めて▲▲やっています」と、
看板や経歴をだせば、信用を得られる。

それだけではない。

やはり一番メリットを感じるのは審査だ。

何か大きな買い物・・例えば家を買うときに必要な
ローンが組みやすいし、マンションに住む際の
審査も通りやすい。


サラリーマンは固定給があるので返済が見込めるし、
なにかあっても会社を抑えればよいからだ。

この「第二の免許証」ともいうべき、見えない保証が
得られるメリットも、非常に大きいだろう。

休日を確保できる

土日が休み、、って当たり前のように思うかもしれないけど、

「いつが休みなのかが分かって」「それが確実に守られる」

というのは、大きなメリット。

家族サービス、遊び、習い事、旅行などのスケジューリングもそうだし、
精神的な安定において「規則正しく生活できる」メリットはデカい。

フリーランスや経営者の友人とか見ていると、
冗談抜きに365日働いてたりするから・・。

まあ彼らの場合、仕事と遊びの境目が常にあやふやで、
それを楽しんでいたりもするけど。

社会保険料の負担が減る

社会保険料とは、病気や高齢化労働災害や介護などにそなえて、

雇用主&雇用者がおカネを供出し、
保険によってカバーをうけるしくみだ。

これらは「強制保険」といって、サラリーマンだろうが、
個人事業主だろうが何らかの形で加入しなくてはならない。

各種の社会保険料は、毎月給料から天引きされているが、

裏側で、実は会社は社員が払っているのと同額以上の保険料
負担してくれている。

また、業務中のケガなどに備えた「労災保険」に関しては、
会社が全額負担している。

個人事業主の場合、これらの社会保険に
自分で加入しなくてはならない(健康保険などは全額負担)ということは
覚えておきたい。

実は「バカバカしく」はなかったという話

ズラッとあげたメリット以外にも、
税金関連の処理の手間がはぶける、人脈がつくりやすいなど、

サラリーマンのメリットは少なからずある。

つまり、僕たちが「バカバカしい」と思っていた
「いくら仕事をしてもラクにならない」という事象は、
実は理不尽でも不自然でもなく、

「会社のために尽くし続ける」ことと、「賃金と安定と保障」とが
トレードされていたにすぎないのである。

それが「雇用契約」というもの。

この「賃金と安定と保障」の魅力があまりに大きい
(というか、必要不可欠)のため、
僕たちはサラリーマンをなかなか辞められない。

・・・・

では、サラリーマンは、ずっと閉塞感をかかえたまま
働き続けなくてはいけないのか?

そんなことは、ない。

打開策を今から説明する。

打開としてのパラレルキャリア

サラリーマンとしての「安定」「収入」を確保したまま、
「やりがい」や「スキル」を得るモデルとして

徐々に注目を集めているのが
「パラレルキャリア」という考え方だ。

これこそが、サラリーマンの虚無感をぶち破るカギだと考え、
僕はこの道を進んだ。

パラレルキャリアとは

パラレルキャリアとは、1999年にかの有名なドラッカーが
「明日を支配するもの 21世紀のマネジメント革命」
提唱した働き方である。

広義の意味では、

軸足はあくまで本業の会社におきながら、
本業以外のコミュニティ、居場所、顔をつくる・・

ということだと思えばいい。

要するに、サラリーマンやりながら他の道も歩もう、という話。

副業との違いが分かりにくいが、必ずしも
直接的な利益を目的にしていないことがポイントだ。

趣味の延長だったり、勉強目的だったり、
副業の足がかりだったり、

その目的は人さまざま。

パラレルキャリアの例

パラレルキャリアが広定義のため、
パラレルキャリアの例も多岐にわたる。

いくつか挙げるとすると、

サラリーマンの顔を持ちながら、

  • 社会人リーグのサッカープレイヤー
  • 覆面ブロガー
  • アマチュアバンドマン
  • ボランティア団体の幹部
  • ココナラで活躍する翻訳者
  • プログラマー
  • ベンチャーの外部相談役
  • トレーダー

などなど・・・いくらでもある。

ただ、僕がこの記事で意図している「パラレルキャリア」とは、
かなり狭義だということを伝えておく。

プログラマー」「ブロガー」「ベンチャーの外部相談役」など

ゆくゆくは収入につながるもしくはスキルが身につくような
第二のキャリアを指していると思ってほしい。

※社会人スポーツなどでも、今後収入につながる
可能性があればOK。

その理由は次で述べる。

パラレルキャリアのメリット

この狭義のパラレルキャリア、

つまり本業の会社に勤めながら、別の収入やスキルの取得先を
もっておくことは、

正直今の日本では最強のあり方では?と思えるほどメリットがある。

細かく羅列していきたいところだが、大きく2つにまとめて説明する。

精神的な余裕ができる

なんといっても最も大きいのが、気持ちに余裕が出ること。

「最悪、今の会社やめてもどうにかなる」と。

確かにサラリーマンでいることにはメリットが多い。

多いがゆえに、ついついサラリーマンであること、その安定に
依存してしまい、思い切ったことができなくなる面もある。

その点、スキルやキャリア、収入源を複数もっておくと、
「最悪本業に頼らずとも生きていくことはできる」、という余裕が生じる。

本業以外の収入が大きさに比例して、この余裕も増えてくる。

そうするとどうなるか?

僕の例でいけば、余計な飲みの付き合いをやめたり
仕事をフツーに断るようになった

その時間がもったいないし、別に社内政治を重視する理由もない。

ただし、サボるのではなく、忖度や社内政治抜きにして
「本当に必要な事は何か」「やらなくてもいいことは何か」
を判断することに決めた。

念のため言っておくと、本業にコミットする大切さ自体は痛感している。

僕が憔悴した原因であり、見直すべき問題だったのは
「無駄の多い働き方」や「会社に依存せざるを得ないキャリアプラン」
だったのだ。

パラレルキャリアで生きていくと決めてからは、
精神的な余裕が効率化を生み、本業でもプラスな影響が出た。

会社に「強制感」を感じなくなり、業務が苦痛ではなくなった。

「本業では何を学ぼうか」という積極的な姿勢すら生まれた。

これだけでも相当な人生のプラスである。

市場価値を高められる

また、本業との掛け合わせで、自分の市場価値が
高まっていくことも大きなメリットだ。

例えば本業の会社で営業をメインスキルとして
働きつつ、パラレルキャリアとして「ブロガー」
の顔を持っていたら?

オンラインでもオフラインでもモノが売れる

という立ち位置をつくれる。

「対面は強いけど、ウェブライティングはからっきし」

というプレイヤーに比べて、活躍できる領域が広まる。

これに「人脈」なんかが加わると最強で、

オフラインでキーマンを抑えつつ、
自分のメディアを使ってオンラインでも導線をつくる・・など、

売り場を選ばない最強の営業マンが完成する。

ちょっとたとえがキャッチーすぎる気もするが、

こうして領域横断できるプレイヤーは、
本業一本にしがについているうちは生まれにくい
というのは事実だろう。

まとめ

この記事では、サラリーマンを否定するでも肯定するでもなく、

サラリーマンの利点を残したまま、欠点を埋めていこうよ

それをやるベストな方法が、パラレルキャリア形成じゃない?

ということを伝えたかった。

見切りで「やっぱりサラリーマンってバカバカしいよな!
よっしゃ、今すぐ辞めよう!」
という結論を出しているなら、

もしかするとゼロヒャク(0or100)をいきなり
選択しなくてもいいのかもしれない。

まずは平行してキャリアを形成し、徐々に
本業以外の割合を大きくし、頃合いをみて離脱するやり方もある。

じゃあ今後は何をやればいいの?って話だが、

本業と並走できることで、参入ハードルがメチャクチャ低いものとして
王道のブログ運営があるだろう。

まずは、本業ですでに学んでいるスキルや経験をアウトプットして、
ミニマムにはじめるのはオススメできる。

WEBライティングやサイト流入分析などスキルの幅が広がるメリットもある。

初心者が半年続けてどうだったか?の参考記事はこちら
初心者が雑記ブログを半年続けて60記事書けば、非常に得るものがあるって話|いつでも低速PDCA

また、「足場となる本業って、この会社でいいの?」
という疑問をもって、転職する道もあるだろう。

僕は常に複数の転職サイトに登録して、
「本業ってこれでいいの?」をチェックしている。

利用しているサービスは主に2つで、まずは安心と王道のリクナビNEXT

掲載数からいっても、これはマストで押さえて、
「どんな求人が出回っているのか?」は随時確認。

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もう一つ、細かく企業の口コミが見れる「キャリコネ」も愛用している。

これは、「求人版2ちゃんねる」みたいなノリで
リアルな口コミが書かれているから。

まずは、「そもそも自分が今いる企業ってマシなの?」という所から
確認してみてはどうだろう。

▼自分の会社の口コミを確認してみる

とにかく、「パラレルキャリアが主流になってくる」ことだけは
何回でも言っておきたい。

もし、何らかのネガティブな理由での転職を考えているなら、
「戦略的な逃げ」について書いた記事もぜひ読んで欲しい。

仕事がしんどい、会社やめたいと思った時の「戦略的な逃げ」の話|いつでも低速PDCA

▼退職代行サービスについて

退職代行サービスって使える?EXITっていいの?メリデメや評判を徹底解説|いつでも低速PDCA

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しいらけい
パラキャリ志向で戦略的社畜。YouTubeでアニメ「ローガイ博士の社会学」を立ち上げました。一流企業に潜伏して、天才と呼ばれる人材を観察してます。