こんにちは、しいらけいです。
今回は「社畜の適性がある人」についての残酷な話です。
僕は社会人になってから、色々なリーマンを観察してきた。
「幸せに働く」とはなんだ?
・・それが僕にとって、もっとも興味があることだから。
「あなたは、仕事が楽しいですか?」
「働いていますか、働かされていますか?」
そんなことを心の中で思いながら、ずっと観察してきた。
生活の軸になる仕事が楽しければ、人生も勝手に充実してくるだろう。
そう思っているからこそ、
大企業の中で色々な人の働き方を見てきた。
そうして観察を重ねてきて、「この人は・・社畜に向いているのでは?」
と思う人の特徴がよくわかったので、まとめていきたい。
一つだけならまだしも、あてはまる項目が多いほど要注意かも。
目次
ここでいう「社畜とは」
特徴をつらつら書いていく前に、
ここでいう「社畜」ってどういうこと?って話を整理したい。
書いててわかったけど、概念で考えちゃってるから
意外と定義づけがむずかしいんだよね、社畜。
とりあえず、この記事においては
「受動的に仕事に追われていて、充実感なく会社に通い続けているマシン状態」
かつ
「キャリアアップしたいと思っても、簡単に行動を起こせない塩漬け状態」
かつ
「労働量と対価が見合っていないカモられ状態」
とでも言っておこうかな。
要するに残念な働き方だと思って貰えればいい。
表現が残酷なのは、愛嬌という事で・・・
それではさっそく、社畜に向いている人の特徴をあげていく。
特徴①:そこそこ優秀なマルチプレイヤー
まず、コレ。
「まぁまぁ優秀」でかつ「マルチに仕事こなせる人」。
いきなり該当者が多そうな特徴だが、まあ聞いてほしい。
リーマンのレベルを、「超優秀・無能・中間」の3つに分けて説明していく。
突き抜けて優秀な人は・・・
まず、突き抜けて優秀な人というのは、その人しかできない仕事が
ゴロゴロあるから、独自のポジションを作りやすいのだ。
替えが効かないので、「イヤそれはやりません(今コレやってるから)」と
仕事の取捨選択ができるというオイシサがある。
だって他人は、その人がやってる仕事がどれくらい時間かかるのかを
把握することすら難しいし。
だから、自分のペースで仕事が進められるし、
スキルはあるからその気になれば転職も苦じゃない。
このレイヤーの人は、むしろ「会社を使う」ケースが多い。
無能な人は・・・
逆に、無能な人はどうか。
無能な人は、開き直れればかなり強い。
会社のリソースを使って人にもたれかかるか、
窓際でテトリスやらマインスイーパーでもやってればいいのだから。
そこに「仕事に追われる忙しさ」はなく、
むしろ会社はベーシックインカム製造機と化す。
こういうのは、Twitterでも書いけど、ある種無敵の人。
価値観をズラせる人も、ある種「無敵の人」。
— しいらけい/ゆるストイックに生きる (@shirakeei) July 22, 2019
失うものが無いのではなく、世間の価値観から外れても怖くない人。
こういう文見ると、幸せの掴み方より、幸せのあり方を考えた方が、結果として幸せになるかも…と思ってしまう。
プライドに囚われてラットレースで消耗する人生は、確実にハード。 https://t.co/oVPJF7diMx
まあ、ある意味潔い生き様。
そこそこ優秀な人は・・・
超優秀や無能といった極端なものを除いたのが中間層になるが、
この「中間層」上位である「そこそこ優秀層」はどうなるのか?
「誰でもできるが、クオリティは必要なんだよね」という数多の仕事を背負うことになる。
だいたい、リーマンの業務など、一部(上層部か超ハイスぺ)を
のぞけば誰にでもできるものばかりだ。
属人的に回っていたら、会社がつぶれるから。
そんな中で、「でも質は必要なのよ」なんてゼイタクを言われるものだから、
「まあまあ優秀な人」はアチラコチラで引っ張りだこになる。
「引き合いあるならええやん!」という考え方もあるかもしれないが、
同じレベルの仕事を並走させられたり、時間を切り売りする作業だったりと
抱え込む仕事が必ずしもチャレンジングではないのがポイント。
会社にとっては便利な人材だから、評価はされやすいけど、
もし金太郎アメみたいに「同じ品質で量をこなす」ことに終始していたらコワい。
そんな仕事の仕方を続けた先にあるのは、お察しの未来かもしれない。
勿論ちゃんとチャレンジをし続ける人もいるけどね。
さて、この特徴に当てはまる人も、そうじゃない人も、
ここから書いていく、他の特徴を読み終わったあとに
自分がどうなのかを考えてみて欲しい。
特徴②:シンデレラ思考
特徴②は、頑張ればいつか・・・の「シンデレラ思考」。
勘違いを防ぐために先に言っておくと、
先を見据えて動く「投資思考」とは似て非なるもの。
投資思考はとても重要で、これを持っている人は、
バカみたいに成功すると思う。
だが、これらの投資思考は、「逆算ありき」のもの。
「今ここでこうすれば、この時はこうなるな」と、目的から逆算して
狙いをもって動くもの。
ただ単に「コレを続けていれば、いつか・・」と漠然と先のことを
考えて耐え忍ぶのは、エセなのだ。
この「いつか・・」は立派なように見えても、その実
今頭を絞ることから逃げているケースもあるので、
自分の思考のクセをよくよく考えておくべきだと思う。
モチロン、この「とりあえず思考を止めて」が必ずしも悪いことではない。
ちゃんと根性論の重要性は詳しく書いている。
「思考をとめて手を動かす」フェイズは何事にもあるけど、
それは「手を動かした先」を考えているからこそ。
あまり先のことに向き合いたくない時に「頑張ればいつか」という
便利な言葉に走りがちだが、
これは「苦労を重ねればいつか報われる」という「シンデレラ思考」
の裏返しかもしれない。
うーん、、、キケン。
特徴③:社内付き合いドップリ
3つ目はこれ。
社内付き合いをしまくっちゃうパターン。
単に社交的なケースもあるので、この要素だけではヤバいとも限らない。
ただ、政治も兼ねた社内づきあいをしていく中で・・
ドップリと会社の世界に浸かり、いつの間にか会社を
「俯瞰して見る」ことが出来なくなったら注意。
会社は、労働の対価にお金を貰う場所。
そのうえで、仕事をスムーズに回すために人付き合いがある・・・
くらいのスタンスの方が、身動きがとりやすいのではと思う。
飲み会一つとっても、「上手な選び方」を見定めていくことで
そこらへんのバランス感が養われていく。
・・これだけ書くと超ドライなヤツみたいだな。
でも、このスタンスを取ったうえで、「それでも付き合っていきたい」と
思える人は出てくるので、そういう人を仕事抜きに大切にすればよい。
大切なポイントは、「会社」という世界に浸かりすぎず、
社外のつながりを大切にする・・ということにあるかも。
特徴④:NOが言えないお人よし
特徴の4つ目はかなり危険。
イヤなことをイヤと言えないパターン。
よく言えばお人よし、悪くいえば気が弱いか自信がないか
優柔不断な人に見られる。
一番仕事がひっ迫しやすいのは、
特徴①で書いた「まあまあ優秀なマルチプレイヤー」が「お人よし」
という気質を兼ね備えてしまったパターン。
はい。これ、超危険。
優秀で使い勝手がいいから仕事がバンバン降ってくるし、
NOが言えないから「やります!」と頑張っちゃう。
その実、サボったり甘えている誰かのフォローをやらされている
だけだったりするのに。
「今無理っす」「厳しいです」が言えるだけでもかなり改善すると
思うので、当てはまる人は下記記事を読んでほしい!
自分を守るためにも、意思表示をするクセをつけないと、
塩漬けまっしぐらになってしまう。
特徴⑤:看板への安いプライド
最後はコレ。
もはや「その会社にいること」が自分のプライドになっているパターン。
もし、その会社内でバリバリ結果を出して貢献している上で、
プライドを持っているのであればカッコいい。
が。
特に努力もせず、貢献もせず、会社の未来を語るようなストーリーも
自分の中にないままに「○○の社員だから」とプライドを持ってしまうタイプ。
コレが一番危険かも。
なぜなら、その会社よりランクの高い企業にいる人や、
個人で結果を出しているフリーランスを前にしたら何も語れなくなるから。
「で、キミはなにがすごいの?」と言われたときに、
「○○で働いています」じゃ悲しすぎるだろう・・。
さらにいえば、この「会社の看板の効力」はこれから
ドンドン薄くなってくると思う。
この未来は、ちょっと周りの状況をみて考えればすぐわかると思う。
まとめ
以上の5選。あなたはいくつ当てはまっただろうか。
まとめていて気付いたけど、コレ結構な日本人に当てはまりそうだ・・。
根っからの国民的社畜気質を考えさせられるなあ。
まあ、国内の企業はおしなべて社会主義なので仕方がないかも知れない。
生産性あげても、利益をあげても評価も生活も大きく変わらず、みんな平等。
だったらそれっぽく忙しくして、それっぽくポジションとって、
なんとなく居座っておいた方が賢いのかもしれない。
そんな「戦略的社畜」も生き方としてはアリなのかもしれないが、
絶対にツマラナイ人生だと思うので僕はパスした。
もし、現状に不満を覚えながらもどうすればいいか
分からない場合は、他の会社に目を向けてもいいかもしれない。
面白そうな求人の例を含めて、転職サービスの賢い使い方を
まとめたので、危機感を感じている方はどうぞ。
会社員をやりながらも、個人でスキルを切り開いていきたい人はコチラも。
それでは、YouTubeともども引き続きよろしくお願いします。