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笑える映画は三谷幸喜!主観×Filmarksの評価からオススメを紹介

笑える映画は好きですか?

笑える映画といっても色々あるが、僕は
三谷幸喜氏の醸し出す映画の雰囲気がとても好きだ。

三谷作品はこれまで全て観て来た。

ドタバタしていて、バカバカしくて、
でもなんだか最後にしんみりと泣ける。

そして、ストーリーの中に伏線もきちんと用意されている。

観終わると美味しい料理でも食べた気分になる。

そんな魅力的な三谷作品の中でもベストを、個人の主観に
映画レビューアプリ「Filmarks」での評価を加えて
ベスト5を紹介していく。

特に1位、2位は観ないと人生の機会損失だと思うので、
まずはぜひ読んで欲しい。

第5位:THE 有頂天ホテル

まずは2005年のこの映画から!

Filmarksの評価は3.5。

ただ、他の作品に比べてレビューの数が多いので、
そこも加点ポイントとして挙げたい。

あらすじ

大晦日の高級ホテル・アバンティが物語の舞台。

ホテルの副支配人・新堂(役所広司)はじめスタッフたちは、
お客様に気持ちよく新年を迎えて貰えるよう大忙し。

ただ、スタッフもホテルに泊まる客たちは、訳アリの人たちばかりだった・・。

歌手を目指して上京したが、夢をあきらめる決心をした
ベルボーイ(香取慎吾)や汚職疑惑の政治家(武藤田勝利)、
毎回部屋をメチャメチャに荒らす問題客(麻生久美子)。

あるいは、副支配人との枕営業を暗に進められている売れない歌手(YUI)、
ホテルの客引きをするコールガール(篠原涼子)、、

そんな中、客同士のバタバタにはじまり、窃盗騒ぎ、果ては
アヒルの脱走など様々な事件が重なって・・。

ホテル・アバンティは無事に新年を迎えることができるのか?

オススメポイント

まず、ホテルスタッフやお客さんの設定に癖があって面白い。

元交際相手に撮られた「全裸のダンス」の画像消去に奔走する
研究者
とか、なんなんだよと思ってしまう。

ヒトクセあって、魅力的なキャラクターが
ワチャワチャやっているだけで、画面映えして楽しい。

しかも、ただの群像劇ではない。

それらの登場人物が思い思いの行動をとって、
新年に向けたフィナーレに進む・・。

その予想のつかなさ、群像劇の見せ方のうまさ、
パズルのようにピースが組み上がるストーリーも
大きな魅力だ。

三谷作品は皆でワイワイ観るタイプと、一人でしっぽり観る
タイプとで分かれると思っているが、この作品は皆でワイワイ観て
楽しむべきだと思う。

▼他の方の感想

第4位:大航空2013

次は2013年のこの作品。

Filmarksの評価は3.7。

あらすじ

帰省先から東京に帰る途中であった田野倉一家が乗る飛行機が、
悪天候のために松本空港に到着する。

主、守男(香川照之)をはじめ、癖のある田野倉家を
アテンドすることになったのはグランドスタッフの
大河内千草(竹内結子)。

ところが、守男が家族の目を避けて
百合子(戸田恵梨香)という女と密会しており・・!

その裏で守男の妻・美代子(神野三鈴)はパイロット姿の
国木田(オダギリジョー)と再会してしまう。

空港を舞台に、次々と降りかかるトラブルの結末は?

オススメポイント

三谷氏得意の群像劇、ドタバタからストーリーが
次第に収束していくクオリティは楽しめるが、それに加えて
この作品はある特徴を持っている。

100分ワンカットの一発勝負なのだ。

まるで舞台をそのまま映像に収めたかの手法。

この緊張感の中での、各キャストの演技力は見ものだ。

若干セリフ噛んじゃってたりするし・・。

そのような背景まで知りながら鑑賞するとより一層
楽しめる作品。

▼他の方の感想

第3位:12人の優しい日本人

続いては1991年のこの作品。

Filmarksの評価は3.7。

あらすじ

陪審員制度を題材にした「12人の怒れる男」をモチーフに、
「もしも日本に陪審員制度があったら」という(当初の)架空の
設定をもとにした作品。

ある殺人事件の裁判のため、ごく一般の市民(豊川悦司ほか)が集められた。

被告が若くて美しいことからも、市民は「無罪」の流れで
進むが、一人の市民が意を唱えたことから議論が白熱し・・。

果たして被告は無罪なのか、有罪なのか。

オススメポイント

殆どのシーンは密室、しかも会話のみでストーリーが
進んでいく。

なのに、どうしてこんなに引き込まれるんだろう、、と
思うほど楽しめる。

ポイントは、やはりキャストのキャラクターの強さ。

舞台に強みがある三谷作品は、キャラを立たせるのが
非常にうまい。

べらんめえ口調で激しく被害者の男性を非難する男性、
マジメな議論が苦手なアル中、メモ魔の商社一般職女性、
弁護士、などなどなど。

ストーリー全体は勿論だが、彼らのちょっとしたやり取りが
純粋に面白い。

登場人物がしっかり生きているからこそ、ただの
会話劇でも退屈しない。

また、「やっぱりこうだ」「いや、やはりこうだ」という
二転三転する議論の流れも見ものである。

優柔不断さがなんとも日本人らしいが、その優柔不断さこそが
この作品をさらに楽しめるものにしている

▼星野源さんも感動したとか。

▼博多大吉さんも影響を受けたとか。

第2位:ラヂオの時間

第2位は、1997年のこの作品。

Filmarksの評価は3.7。

あらすじ

ラジオ局内で繰り広げられるドタバタ劇をコミカルに描いた、
これぞ三谷映画な作品。

舞台は生放送のラジオドラマを控えて、緊張気味のスタジオ。

初めて書いた脚本が採用された主婦のみやこは、期待を胸に
直前のリハーサルを見学していた。

そんな中、突然主演の人気声優が「自分の役の設定を変えたい」
と文句を言いはじめ、困り果てたプロデューサーは、みやこに
「急遽台本を一部変えて欲しい」と依頼する。

折角書き下ろした作品なのに、、と納得がいかないながらも
みやこは台本を書きなおすが、なんとそれを皮切りに他の
出演者も次々と不満を口に出し始めた。

はじめはメロドラマだった作品が、次第にアクションへと変貌していく・・。

生放送が始まっているのに、どんどんおかしな方向に修正されていく脚本。

はたしてみやこの作品は、破綻せずに着地できるのか?

オススメポイント

まず、ベースのアイデアが面白い。

矛盾が出ないように、至急で作品を修正し続けながら
生放送を進めていく、、という設定がそもそも勝ち。

また、声優陣の要望がこれまたムチャクチャで、
「そんな設定入れたら崩壊するだろ!」と思うものばかり。

笑いあり、緊張感あり、そして最後はほんのり温かい感動あり。

これを観て、あらためて三谷氏は天才だと感じた。

個人的には、この作品については、夜に一人で酒でも飲みながら
しっぽり観る、、というスタイルがハマると思っている。

それこそ深夜ラジオを聴くような感覚で楽しんでみては
如何だろうか。

▼他の方の感想。

「カメラを止めるな」楽しめたらこれも楽しめる、っていう
意見は超同意。

第1位:マジックアワー

ついに来た、第1位はマジックアワー。

Filmarksの評価は3.7。

これはFilmarksの評価的にもトップだが、
僕の中でもダントツトップだ。

あらすじ

舞台は港町の守加護(すかご)。町を牛耳るのはギャング・天塩商会。

そのボス(西田敏行)の愛人・マリ(深津絵里)に手を出してしまった、
手下のホテル支配人、備後(妻夫木聡)。

その事実がバレ、備後とマリは残酷に殺されかけるが、
ある条件と引き換えに命を助けてもらう約束をする。

その条件とは、伝説の殺し屋・デラ富樫をボスの前に連れてくること

ハッタリで「デラは知り合いだわ!」と言い切ってしまった備後だが、
伝説の殺し屋など連れてこれるはずもなく、途方に暮れる。

その時、ある悪魔的アイデアがひらめく。

「売れない俳優を『映画の撮影』だと騙して、デラに仕立てあげればいいんだ!!」

そして、作戦を決行するための条件が全て当てはまる俳優、
村田(佐藤浩市)を備後は見つけ出す。

果たして、ボスには「本物の殺し屋だ」と騙し、
同時に村田には「映画の撮影だ」と騙しながらやりきることが出来るのか。

オススメポイント

まずあらすじを読んで分かる通り、ベースの設定の時点で
オモシロい。

そして、そこからの期待を上回るペースで物語は進んでいく。
佐藤浩市の演技はじめ、笑えるポイントだって沢山ある。

でも、この映画はそれらのエンタメ性をそろえた上で、
じんわり感動もできる。

その秘密は、タイトルにある。

マジックアワーとは「太陽が沈み切っていながらも、まだ光で
辺りが照らされている、ほんのわずかで、しかし最も美しい時間帯」

のこと。

佐藤演じる村田が、自身の「マジックアワー」を追いかけ、燃える姿を
笑っているうちに、胸にクる場面がきっとやってくる。

▼他の方の感想

まとめ

ここに挙げた作品以外にも、「ステキな金縛り」やちょっと前のものだと
「笑の大学」など笑いながらもホロっと泣けるものは沢山ある。

ハチャメチャなコメディではなく、ちょっと上品で温かい笑い。

でもしっかり腹を抱えることもできる。

そんな魅力的な作品を、是非とも見て欲しい。

なお、1位の「マジックアワー」はじめとして多くの作品が、
U-NEXTで視聴することが出来る。

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この機会にぜひ利用してほしい。

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僕も、映画視聴はこのサービスにメッチャお世話になっている。

▼無料トライアルで三谷映画を観てみる

最新の配信状況は U-NEXT サイトにて要確認。

また、その他のオススメ映画情報もぜひ読んでみて欲しい。

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それでは、引き続きよろしくお願いします。

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しいらけい
パラキャリ志向で戦略的社畜。YouTubeでアニメ「ローガイ博士の社会学」を立ち上げました。一流企業に潜伏して、天才と呼ばれる人材を観察してます。